オートクチュールトリートメントに使う7つの素材とは

今日は4つ目の素材「精油」について

 

 

精油(エッセンシャルオイル)

 

精油は植物の香り成分を抽出したエッセンス。
花や葉、果皮、根などを蒸したり、

皮を搾ったりして抽出します。

 

精油1kgを得るために、ラベンダーなら

花穂を100~200kgも必要とします。


大量の原料植物から、ほんの少ししか

採れない貴重なエッセンスです。


 

精油(エッセンシャルオイル)を使用する目的

 

基本的には「香料」として使用されますが

中には医薬部外品有効成分として

使用されるものもあります。


当サロンで使用する精油は

あくまでも芳香成分として使用し

リラクゼーション効果を

楽しんでいただきたいと思っています。

 

心地よい香りは鼻から入り脳に届き

自律神経やホルモンバランスへ

穏やかに作用するはずです。

 

顔に塗る植物オイルに

精油をブレンドするリスク

 

ただ、植物成分の濃縮液でもある〈精油〉は

逆にたくさんの禁忌を持っています。

 

巷では、フェイシャルに使うオイルに

オーガニック精油をサロンで独自に混ぜて

“オーガニック”を謳うところもあるようです。

 

しかし、当サロンのフェイシャルでは

精油と植物オイルをセラピストの手で

ブレンドすることはしません。

 

顔の皮膚は腕や手の平に比べると

経皮吸収率が高く

様々な成分を含む精油を顔に塗るオイル等に

現場で混ぜることはリスクが高いと考えています。

 

製造のプロによる相性の検証や

正確な計量を経ているオイルとは違い

 

現場で手で混ぜる感覚では

禁忌作用が生じてしまうリスクが

増大してしまうと考えるからです。

 

 

先日もご紹介した

国産バイオダイナミック栽培

カレンディラとアルニカの浸出油。

 

 

こちらには、精油が含まれていますが

これはプロによる正確な計量で

配合されるため安心です♡

 

 

天然成分やオーガニックが全て

安全と言うわけではなく

効果や効能には必ずリスクもある。

 

この点もしっかり理解したうえで

「安心・安全」なトリートメントを

ご提案させて頂きたいと思います。